2013年12月24日火曜日

【レポート】オープンデータ・カフェin千葉を開催しました。



12月18日(水)「オープン!ちば」とのコラボで「オープンデータ・カフェin千葉 vol.01」を開催しましたので、レポートさせていただきます。




今回は、仙石 裕明さん、東 修作さんをプレゼンテータに、オープンデータの可能性についてみんなで考えてみました。
たくさんの意見が交わされ、なかにはハッとする発見もあり、刺激的で充実した時間を共有することができたと思います。

・仙石 裕明さんについて http://microgeodata.com
仙石 裕明さんは、合同会社マイクロベース代表、NPO伊能社中 副理事長, Open Network Lab 3rd accelerator。東京大学空間情報科学センター博士課程在籍。専門はマイクロシミュレーション。
合同会社マイクロベースは、地理情報技術分野におけるデータ開発・解析を事業の核として、最先端のデータ解析技術を提供しています。

・東 修作さんについて http://www.osmf.jp
東 修作さんは、Open Street Map Foundation Japanの事務局長で、Open Knowledge Foundation Japanに所属。オープンデータ・オープンガバメントの推進に尽力されています。
2013年11月10日(土)に開催された「ビッグデータ・オープンデータ活用推進協議会 公開シンポジウム」のアイデアコンテストで東 修作さんの『市内で流行している子どもたちの感染症の流行状況を可視化して注意を促す「子ども感染症進行マップ」』が最優秀賞を獲得しました。

○仙石 裕明さんのプレゼンテーション「マイクロ人口統計」について
「マイクロ人口統計」は、オープンデータを活用した詳細な人口統計のサービスで、既存統計のマイクロシミュレーションから作成した非集計データを任意の単位で統計を利用することができます。
カンタンに言うと「マイクロ人口統計」は「未来を可視化」する技術で、オープンデータをベースとして、コミュニティの人口推移や人の流れなどをシミュレーションすることができる。

「マイクロ人口統計」のプレゼン資料
http://www.slideshare.net/hiroakisengoku/20131218-29328187

○東 修作さんのプレゼンテーション「子ども感染症進行マップ」について
「子ども感染症進行マップ」は、ビッグデータ・オープンデータ活用推進協議会のアイデアコンテストで発表されたアプリのアイデアで、インフルエンザの発生や流行を可視化することによって、大流行にブレーキをかけることができる可能性があります。
各個人が生成したデータをオープンデータとして共有することで、家庭内で予防につとめたり、学校、教育委員会、保健所など、コミュニティのインフルエンザ対策に活用できるようになります。

「子ども感染症進行マップ」のプレゼン資料
http://www.slideshare.net/kyogikaibigopen/251110-no8

○新岡 重智のプレゼンテーション「インフルエンザの検査事例」について
インフルエンザの潜伏期間とは何か。最新の技術はインフルエンザ検査をどこまで良くすることができるのか。新技術の事例を交えながら、「最先端のインフルエンザ検査技術」と「子ども感染症進行マップ」と「マイクロ人口統計」を組み合わせることによって生じるであろうメリット、オープンデータの可能性などをディスカッションの話題投下としてプレゼンしました。

「最先端のインフルエンザ検査技術」のプレゼン資料
http://and-fujifilm.jp/virus/movie.html

あいにくの雨のなか、25人の定員を越える参加がありました。比較的大がかりな準備が必要なイベントやアイデアソン、ハッカソンではなく、ゆるく集まって、気軽に話せる勉強会としてカフェを開催しました。第1回目の今回は、時間配分やプログラムにうまく対応できず、結果、ディスカッションが短くなってしまいました。また、オープンデータの可能性や期待について、共有したかったのですが、進行と時間の都合でやや消化不良に終わったかなと反省しています。ただ、オープンデータに注目されていること、仙石 裕明さん、東 修作さんのプレゼンが、大いに刺激になったこと、ディスカッションでは建設的に議論が進んだことなど、次回につながる手応えを感じました。

○「オープンデータ・カフェin千葉 vol.01」のスペック
日  時:平成25年12月18日(水)18:30~20:45
場  所:千葉中央コミュニティセンター5F「講習室1」 千葉市中央区千葉港2-1
参加人数:33名

・あいさつ(松島さん「千葉市のOD取組み」)
・オリエン(新岡「プログラムとプレゼンテータの紹介」)
・プレゼンテーション(仙石 裕明さん「マイクロ人口統計」)
・プレゼンテーション(東 修作さん「子ども感染症進行マップ」)
・ディスカッション(新岡 重智「最先端のインフルエンザ検査技術」とオープンデータの可能性)
・エンディング(松島さん)

・告知データ
https://www.facebook.com/events/221477018031400/
http://atnd.org/event/E0022505

○追記
開催後、FBなどでアップされた当日の報告や仙石さんのプレゼン資料公開など、レスポンスは期待以上。オープンデータへの関心が高まっているように思います。次回は、もっとテーマを鮮明にするなど、充実した勉強会を目指したいと思います。








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