2013年8月30日金曜日

【レポート】オープンデータカフェ@岩手 Vol.1 「オープンデータとはなにか?」

8月27日に,オープンデータカフェ@岩手 を岩手
県滝沢村の岩手県立大学にて実施いたしましたのでご報告させていただきます.


1. 調査報告「オープンデータとはなにか?」



弊社小松が調査したオープンデータ先行研究をまとめ,「オープンデータとはなにか?」と題しまして,次のような構成でご報告いたしました.

 1. オープンデータの定義
 2. オープンデータの歴史
 3. オープンデータの事例
 4. オープンデータを支える技術

参加者からは「オープンデータとはなにかわかりやすかった」「歴史的な背景が知れた」という声をいただき,今後のオープンデータ利活用への土台を築けたと思います.紹介した海外の事例を,「日本でも使ってみたい」という意見もございました.

一方で,「技術的な内容が難しかった」との声も聞かれました.オープンデータ利活用には,ITを中心とする技術的な知識も深く関わってきますし,そういった知識を持つかたが増える必要がありますので,より理解しやすいご報告と啓蒙ができるよう努めたいと思います.


2. ワークショップ「観光 × オープンデータ」

身近な娯楽である「観光」にオープンデータをどう活用できるかについて参加者でライトウェイトなワークショップを行いました.

まずは参加者のみなさんに観光に関連するキーワードを挙げていただき,次にキーワードに関わる課題や要望について,オープンデータを交えてお話するというスタイルです.

「観光での使うお小遣い(予算)がオープンデータにないかなぁ」
「スポットを巡ることが多いのでそれを支援してほしい」
「公共交通機関の情報が欲しいなぁ」

といった会話を通じて,身近な「観光」とそれにまつわる「データ」を意識でき,参加者同士の交流ができた会になりました.





次回のオープンデータカフェ@岩手は,9月下旬を予定しております.
具体的な日時や内容が決まりましたら,こちらのブログで告知させていただきます.

2013年8月23日金曜日

【お知らせ】オープンデータ・カフェ 岩手 Vol.1 「オープンデータとはなにか?」開催

いま政府や企業も注目している "オープンデータ" とはなにか?
オープンデータを活用すると,どんな課題を解決できるのか?

観光や街づくりなど,地方ならではの分野にフォーカスし
「地域 × オープンデータ」の勉強会を岩手で開催いたします.

ご興味のあるかたの参加をお待ちしてます!


第1回目は,「オープンデータとはなにか?」をテーマとした調査報告と,観光×オープンデータのアイディアソンをします.

日時: 8/27(火) 18:00 〜 20:00
場所: 岩手県立大学ソフトウェア情報学部A棟4F 佐々木研究室サーバ室(佐々木教授のご厚意でお部屋を提供いただけました)
参加費: 無料
定員: 15名

参加申込: https://www.facebook.com/events/214383352053990

主催: 株式会社CCL
会場提供: 岩手県立大学 佐々木研究室


■ プログラム
18:00 〜 18:15 オープンデータカフェのご紹介

18:15 〜 18:20 参加者自己紹介

18:20 〜 18:40 調査報告「オープンデータとはなにか?」 報告者: 小松 一星
そもそもオープンデータとはなんなのか.
その定義やオープンデータ先進地域であるアメリカ,EUの事例や,日本国内での動き,将来の展望などをまとめましたのでご紹介いたします.

発表内容(予定)
- オープンデータの定義
- オープンデータの歴史
- 活用事例(海外,国内)
- オープンデータを支える技術

キーワード: オープンデータ,オープンガバメント,データサイエンス,統計,マッシュアップ,API,セマンティックWeb,Linked Data

18:40 〜 19:00 質疑応答 & ディスカッション

19:00 〜 「いわての観光産業におけるオープンデータ利活用アイディアソン」
岩手の観光課題にフォーカスし,オープンデータによる課題解決案をグループワークで行いたいと思います.


※オープンデータ・カフェについて
「オープンデータ・カフェ」は、オープンデータに関するインプットやディスカッションを通じて、サービス創出に向けたアウトプットづくりを目指すオープンな勉強会です。様々なゲストをお招きしてディスカッションを行うとともに、アイデアソンや企画づくりなどのワーク等、オープンデータ利活用につながる場づくりをソフトピア地区(岐阜県大垣市)を中心に県内外で広く展開いたします。

※株式会社CCLについて
フリーエージェント・スタイルで地域の課題を多様な主体や領域が交わり、対話を通じて解決する場(フューチャーセンター)を創造し、関わる全ての人・組織・地域の主体性と創造力を引き出すための事業を展開しています。
URL:http://cc-lab.co.jp/

※本事業は、岐阜県「オープンデータを活用した新サービス創出・研究事業委託業務」により実施いたします。

2013年8月22日木曜日

【レポート】オープンデータ・カフェ@TOKYO Vol_01「海外事例から考えるオープンデータ利活用の展望と課題」


オープンデータカフェ@TOKYO Vol_01を開催しました


2013年8月22日(木)1900-2100。東京 秋葉原 ダイビル5Fで、ODカフェ@TOKYO Vol_01を開催しました。

メインテーマは「海外事例から考えるオープンデータ利活用の展望と課題」。


 OD女子、三浦彩(みうらあや)がOKFJ(Open Knowledge Foundation Japan)東 富彦さんの
「オープンデータ活用事例http://okfn.jp/home/資料集/ (2013.2.13)を分析。
425件の事例から、サービスの特徴や方向性、日本での利活用にどんなヒントがあるか?課題は何か?やさしく、わかりやすくプレゼンしました。






【当日のプログラム】

1.「岐阜県発 オープンデータを活用した新サービス創出・研究プロジェクト」の紹介
2.イベント参加報告「Earth Communication Award 2013 アイデアソン」
3.プレゼン「オープンデータ利活用に関する海外事例」
4.ディスカッション


【プレゼンテーション】


「オープンデータ活用事例:http://okfn.jp/home/資料集/ 」に掲載された425の事例を網羅。政治・選挙・税金、犯罪・交通・事故、環境、位置情報、医学、市民参加型事件報告、不動産、書籍、旅行の9つのジャンルに分類。それぞれのジャンルごとにポイントの高かった事例を紹介しました。

ODのサービスには、全体的に社会的な視点を持った事例が多い一方で、ビジネスとして成立しているもの、しっかりマネタイズされているものは、少なかった印象。
日本でODを活用し、モデルを持続可能なものとするためには、ターゲットを絞り、ニーズに合ったサービスを提供すること。つまり、たとえニッチな市場であってもソリューションになり得るAPPには成功する可能性があること。海外で展開された事例をベースに、文化、環境の違いに応じて、日本向けのモデルをつくることが成功につながる。との総括がありました。

OD女子、三浦のプレゼン資料は、こちら。
http://www.slideshare.net/CCL2013/open-datapresentation-20130830

ディスカッション

ディスカッションでは、後半に盛り上がりがありました。ODの定義やCopyrightに関する議論。そもそもオープンデータとは何か。オープンデータとビッグデータの違い。海外事例を日本で応用するために欠かせないポイント。などなどディスカッションは多岐に及び、けっこうアツい印象でした。

プレゼンテーター

三浦彩(みうらあや)
国際教養大学国際教養学部3年。株式会社 CCL インターン生。同社へのインターンとしてオープンデータ利活用の海外事例の調査を実施。得意の語学力を活かした調査を行い、社内の担当者に勝手に「オープンデータ女子」と命名される。現在は大学のカリキュラムにより韓国に留学中。日本の大学に通う日本人だが、日本語でプレゼンするのは、今プロジェクトで初めての挑戦とのこと。


2013年8月1日木曜日

【事業紹介】「オープンデータを活用した新サービス創出・研究事業」

株式会社CCL(代表取締役社長 佐々木正人)では、岐阜県と協働し、「オープンデータを活用した新サービス創出・研究事業」に取り組んでおります。
 

本事業では
(1)オープンデータを活用したアプリ、サービス開発
(2)オープンデータに関する調査、情報収集
(3)オープンデータ利活用の具体的事例の作成及び提示
(4)セミナー、勉強会等の企画・運営
(5)情報発信、報告書作成
に取り組んでいます。
 
 
具体的には
 
①岐阜県オープンデータ研究会
②オープンデータ・カフェ
③オープンデータ・ハッカソン
④オープンデータ活用可能性調査 
⑤オープンデータ活用ロールモデル構築プロジェクト
⑥データサイエンティスト&デザイン型人材育成研修

 
に取り組みます。
 
事業の詳細は下記をご覧ください。 
「オープンデータを活用した新サービス創出・研究事業」の概要


当該事業では地域は岐阜県を中心に東京、東北とも連携し、ボトムアップ型のオープンデータ活用、課題解決型のオープンデータ活用、そして、コミュニティデザイン的発想を生かしたオープンデータの地域での展開を模索していきます。