2013年10月31日木曜日

【レポート】オープンデータ・カフェ 会津 Vol.3「行政とオープンデータ」

10月29日に第3回オープンデータカフェ会津が会津大学で開催されました。


今回は「行政とオープンデータ」というテーマで、オープンガバメントを含めた国内事例の紹介、そして実際の行政(会津若松市)はどのような取組みを行っているのかをテーマに、総勢27名の方にご参加いただきました。

まず初めに弊社会田より「オープンガバメント」について、TEDの動画が紹介されました。


この動画では雪が積もって見えなくなってしまい掘り出してももらえない消火栓を、あるアプリを作り使ってもらうことで解決に向かわせることに成功した事例を紹介しています。それは周辺の住民が消火栓一つ一つに名前をつけ、その市民に自分が名前をつけた消火栓の除雪をしてもらうというもの。早いもの勝ちなため、競争意欲をかきたてるこのアプリは口コミで広がっていきました。

さらに、このアプリを見たある役所のIT担当は雪対策ではなく「津波警報機」の見張りに、ある人は雨水の配水管の掃除に役立てるためにサービスを利用しました。通常の政府の動きではこれだけ早く問題が解決されることはありません。だからといって政府が不要ということではなく、市民が手を動かしもっと効率よく政府が機能するようなアプリ(=コード)を作っていきましょうと訴えてかけています。

その後、講義では国内オープンガバメントの事例として埼玉県宮代町の取組みが紹介されました。

ひとつは、「統計みやしろ」と称してさまざまなデータを公開しています。またユニークなものとしてはこれまでに行った事業、および今後行っていく事業すべてに関して「市民が払ったお金が何の目的で何に利用されたのか」を公開しています。

一部にグラフを活用するなど工夫が見られ、市民のみなさんに町の姿を知ってもらいたいという熱意が伝わります。もしかしたらこれを見てもよくわからないという人もいるかもしれませんが、町の意気込み、本気度が伝わるすばらしい取組みだと感じます。

こういった動きが広がっていくために私たちも活動をしていきたいと思います。

次に会津若松市情報政策課の本島様より「会津若松市のオープンデータの取組み」について講演をしていただきました。


会津若松市では平成24年7月から

・透明性、信頼性の向上
・国民参加、官民協働の推進
・経済の活性化、行政の効率化

を目指しオープンデータの取組みがスタートしました。

※会津若松市のオープンデータに関する取組みはこちらを参照ください。
http://www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp/docs/2009122400048/

また、公開していくデータが「オープンデータだ」といえるために配慮した点として

・機械の判読に適したデータ形式であること
・二次利用可能なルールを決めること

の2点。前者はCSVやRDFといったフォーマットを利用すること、そして後者は「クリエイティブコモンズ」を適用したそうです。そしてデータをオープン化していく際に出てきた課題として挙げていたのは

・すでに公開しているデータをオープン化のために加工する
 「余計な公費」をかけない方法はないのか?

ということ。データのオープン化のために税金をさらに投入することを避けるために本島さんは中間形式であるCSVというフォーマットで公開を始めたということです。
さらにLinkDataなどのサービスを活用し公開するデータを増やしていき、オープンデータの取組みに対する評価として全市町村中で5となっているところも紹介され、会津若松市がいかに積極的に取り組んでいるかを実感することができました。

今後はデータを分析して価値を生み出す人材の育成や、地域のオープンデータを集約するプラットフォームの検討などをしていくとのことで、これからの動向にも注目していきたいと思います。

※また、当日発表の資料は後日こちらのページ(下部)に掲載されるそうです。
http://www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp/docs/2009122400048/

最後はいつものように参加者同士によるディスカッションです。


4人ずつ7つの島に分かれて

・こんなデータがあったらこんなサービスを作りたい。
・こんな課題があるからこんなサービスを作りたいけど、データはあるのか?

など前回よりも踏み込んだ内容で議論が行われ、最後の5分でアイデアシートにまとめたあとは自薦他薦問わず、創ってみたいサービスについて発表をしていただきました。

今回集まったアイデアの中には思わずひざを打つアイデアも多くあり、回を追うごとに議論や思考が深まっている様子を感じることができます。後半のハッカソンに向けてさらなるディスカッションを進めていきたいと思います。

皆さま、今後ともご協力のほどよろしくお願いいたします。

【レポート】オープンデータ・カフェ盛岡 Vol.3 「統計を深く知る」

こんにちは,小松@盛岡本社です.

10月29日(火)にオープンデータカフェ盛岡 Vol.3 「統計を深く知る」を開催いたしました.

盛岡で3回目となる今回は,初めて外部講師をお招きしての開催でした.
オープンデータの利活用には統計の知識が必要と考え,県内外で様々な統計を活かしたお仕事に長年従事していらっしゃる齊藤氏(株式会社サイエンススタッフ 技術顧問,北日本銀行顧問)
に「統計視点でデータの見え方が変わる」というテーマでご講演いただきました.


まず会のはじめに,私より「オープンデータカフェのご説明」と「オープンデータとはなにか?」 を30分ほど紹介いたしました.

こちらは,第1回オープンデータカフェ盛岡の資料を30分にまとめた簡易版となります.
(詳しくは,こちら をご参照ください)




次に,齋藤氏より基調講演「統計視点でデータの見え方が変わる」というテーマでご講演をいただきました.

まずはじめに齋藤氏と統計の関わりについてお話がありました.齋藤氏は,学問として統計学を修めたというわけではなく,業務に必要なこととして統計を独学で,知識や経験を培われたとのことです.課題解決志向・現場主義の考え方を体現されているかたで非常に興味深かったです.

そのあと,これまで携わった数々の統計手法とその活用方法について実際の例を挙げてご紹介いただきました.

1. 統計手法の概要
2. 差の検定 : 平均,分散,度数,検定など
3. 予測・要因解析: 相関,回帰分析,数量化1,2類など
4. 構造解析: 主成分分析,数量化3,4類,クラスター分析など

紹介された実例のなかには,政府や自治体がオープンにしているデータもたくさん使われておりました.オープンデータと統計は密接に関わっていることを再確認いたしました.


この会に参加いただいた学生さんからも「いままで漠然と講義を受けていた統計だが,今回現実世界の課題とその解決手法として統計が紹介されたので興味を持った.少し統計を調べてみようと思う」との感想をいただき,有意義な会でした.

岩手県内では統計を有効に活用できている組織がなかったり,その育成の仕組みが整っていないとのお話もいただき,今後のコミュニティづくりの参考にしたいと思います.








2013年10月27日日曜日

【レポート】オープンデータ・カフェせんだい「オープンデータとは何か?~データシティ鯖江から学ぶオープンデータ講座~」


先日1017日に仙台で行われたオープンデータカフェは、オープンデータの基本的な知識についてと、福井県鯖江市のオープンデータの取組みの紹介をさせていただきました。

はじめにオープンデータ―とは何か?をまとめた動画を見ていただき、弊社会田よりプレゼンテーションが行われました。

「鯖江市の事例紹介について」

オープンデータの先進地としてメディアでも取り上げられている、福井県鯖江市という場所があります。弊社会田が今年9月にその鯖江市役所内で、役場の方と一緒にオープンデータを利用した取り組みを行いました。

市では、「データシティ鯖江」をテーマに積極的に公共データをオープン化し企業や個人にデータの利用を促しています。このデータを利用して地元有力企業の株式会社jig.jpが様々なアプリケーションを開発しています。
また、鯖江市での取り組みは市長からのトップダウンで行われているのが特徴です。さらに市役所とjig.jpの強い連携により、次々と事例をリリースさせています。


次に、弊社の小松より改めてオープンデータの定義についてのプレゼンテーションが行われました。

「オープンデータとはなにか?仙台ODカフェ版について」

・オープンデータの定義

オープンデータの定義、オープンガバメントの定義、ODの位置づけ

・オープンデータの歴史

オープンガバメント論の形成、関係人物の紹介、経済効果、日本の取組み

・オープンデータの事例

世界と日本のオープンデータの事例、アプリの紹介

・オープンデータを支える技術

オープンデータと関わりのある技術(WebAPI、マッシュアップ、データサイエンティストなど)

・その他、盛岡本社での取組みや、次回の盛岡ハッカソンのご案内など

前回のカフェ参加者の他に、今回ははじめてオープンデータを聞く方や、エンジニアや医学を学ぶ学生の方など様々な方にご参加いただきました。

質疑応答の時間を設け、「鯖江のデータは統一化されているのか?」「医療に関係したものはあるのか?」「海外の取り組みの中で、これは凄いと感じたことは?」などさまざまな質問がなされ関心を持って頂けたのではないでしょうか。
プレゼンテーション終了後は、お互いの感想を良いあってもらいました。

熱心に耳を傾けてメモを取ってくださる方も多くみられました。
今後は仙台でもオープンデータの理解をより深めて頂けるよう取り組んでいきたいと思います。


2013年10月25日金曜日

【お知らせ】オープンデータ・カフェ 会津 Vol.3 「行政とオープンデータ」開催

「行政が持っているデータってどんなものがあるのか?」
「行政が今後どのように取り組んでいくのか?」

第3回は「行政」にスポットを当てて、行政とオープンデータの関係について話を進めていこうと思います。人間関係が深い”地域”にとって行政は市民との距離がとても近い存在、だからこそ行政との協業や協働がしやすいということができます。

今回は実際に会津若松市の情報政策を担当している本島さんにもお話を伺いながら、私たちがこれからオープンデータを扱っていくにあたっての行政の取組みをについて理解を深めていきます。

ぜひぜひ、ご期待ください。


◇プログラム:
18:30~18:35 イントロダクション
18:35~18:50 「行政とオープンデータ - オープンガバメントとは? 協働への取り組み事例紹介 -」                 株式会社CCL 会田亘宏
18:50~18:55 質疑応答
18:55~19:20 「会津若松市のオープンデータの取り組み ~事例紹介~ 」 
         会津若松市総務部情報政策課主幹 本島靖氏
19:20~19:25 質疑応答
19:25~20:25 フリーディスカッション 「担当者に行政の考えを聞く、そして、欲しいデータを訴える」
20:25~20:30 エンディング

ITのみならず、多分野の視点が必要です。さまざまな分野の方々の参加をお待ちしております!

facebookページはこちら。
https://www.facebook.com/events/175283569331051/
参加希望の方は「参加」ボタンをクリックしてください。
(お時間ありましたら参加申し込みフォームへの記入もお願いいたします)

◇オープンデータカフェとは?
日本政府も戦略を打ち出し積極的な動きを見せ始めている”オープンデータ”!日本での経済普及効果5.4兆円を生み出すともいわれています。そんなオープンデータですが、地域での活用が”熱い”んです!
地域のデータを使って地域の課題解決・地域活性化が進むと予想されます。
そのオープンデータの情報共有・議論をする場として開催させて頂きます。
”カフェ”というぐらいですから、肩書も関係なく、オープンに楽しくカフェしましょう、つながりましょう。そして会津の為にオープンデータをどう活用するのかを考えあい、良い案がでればどんどん形にしていこう。そんな場づくりを目指しております。


※本事業は、岐阜県「オープンデータを活用した新サービス創出・研究事業委託業務」により実施いたします。

2013年10月16日水曜日

【レポート】オープンデータ・カフェ 会津 Vol.2「オープンデータの活用事例を先進事例から学ぶ】

昨日、10月15日にオープンデータカフェ会津の第2回目を開催しました。



今回のテーマは「オープンデータの活用方法を先進事例から学ぶ」ということで前回のイントロダクションよりもオープンデータを実感していただく内容となりました。

プレゼンテーションではまず最初に前回の復習を兼ねて、「オープンデータとは何か?」という内容がまとめられた動画を見ていただきました。

ティム・バーナーズ=リー「オープンデータとマッシュアップで変わる世界」(TED)

オープンストリートマップ」を使い世界中の開発者がハイチ周辺の詳細な地図を作り上げた事例が紹介されており、オープンデータの可能性を垣間見ることができる内容です。ぜひ何度でもみていただきたいと思います。

次に、弊社会田より福井県鯖江市でのインターンシップでの活動内容の報告が行われました。

インターンとして訪れたのは鯖江市役所。
なぜ鯖江市なのか?それは鯖江市が「オープンデータの先進地」と呼ばれているからなのです。市では「データシティ鯖江」をテーマに積極的に公共データをオープン化し、企業や個人にデータの利用を促しています。このデータを積極的に活用しているのが地元有力企業である、株式会社jig.jpの福野泰介氏。これまでに様々なアプリケーションが開発されています。

またこの鯖江市のオープンデータの取組みは市長からのトップダウンで行われているのも特徴です。さらにjig.jpの福野氏と強く連携し次々と事例をリリースする体制が完成している点は「オープンデータ先進地」たる所以ではないでしょうか。

鯖江市でのインターン報告の後は、ここ会津でのオープンデータ開発事例として株式会社デザイニウムの代表前田諭志様より「会津古今旅帳」というスマートフォンアプリの開発背景についてご登壇いただきました。



「会津をもっと楽しむアプリ」というテーマで開発されたこのアプリは、鶴ヶ城周辺の現在の地図と古地図を重ね合わせて表示し今自分がいる場所に昔は何があったかを見ることができるというもの。観光客に新しい発見をしてもらいたいという願いが込められているそうです。

このアプリケーションでは市が持っている400件の観光データを利用しており、そのデータが今後、他の会津の観光サイト等での利用されることを見据えて「データの取得元を共通化」、「データの整理と公開」を提案したそうです。オープンデータを意識していなかった時期にこういった考え方が生まれるということは、データのオープン化は必然的な流れだったのかもしれません。

前田氏は最後に「あらゆるデータはオープン化できる」、「一番データを持っているのは行政や大企業」と添え、行政との連携を深めていくことやビジネス化の考え方を持てる人材育成の大切さも訴えかけていました。

カフェの最後は参加者全員でのディスカッションです。毎回会の最後にワークショップを行い、参加者同士で話し合う機会を設けていますが、今回は全員が一つの輪になり自由にテーマを作って話し合いを行いました。



「そもそもオープンデータの事業化は可能なのか?」というテーマから始まり「鯖江市で成功している理由」や「会津がどこよりも先行するためには」などに広がり、参加者それぞれが日ごろ感じていることからオープンデータに結び付けそうなアイデアなどたくさんの意見が話し合われました。

みなさんが今回のカフェを通じ、共通して感じていたのはオープンデータでビジネスは難しいのではないだろうか?ということ。たしかにまだまだ成功事例は少ないですが、私個人的に、参加者のお一人から発せられた「小遣い稼ぎくらいはできるのではないか」という意見もあったように小さい成功から少しずつ大きくしていけばよいではないかと感じています。

今後、ハッカソンなどで実際にサービスの開発などを行っていくことになりますが、小さい事例をたくさん生み出すことで成功するためのヒントをみなさんで考えていきたいと思っております。



次回は10月29日(火)の開催です。ぜひご参加ください!


◇プレゼンテーションで使用したスライド。
http://www.slideshare.net/nobuhiroaita/20131015-27222503

◇鯖江市のその他の事例
http://www3.city.sabae.fukui.jp/ls/wifi/index.html

2013年10月15日火曜日

【レポート】オープンデータ・カフェ 岐阜「未来を創る対話の場!フューチャーセンターの役割と可能性」


今回のオープンデータはいつもと場所を変えて、岐阜駅前から少し歩いたところにあるコワーキング・スペース「うつけラボ」さんを会場にお借りして、オープンデータ・カフェin岐阜「未来を創る対話の場!フューチャーセンターの役割と可能性」というテーマで開催させていただきました。
今回も前回に引き続き、教育ベンチャーBADO株式会社CEOの須子善彦さんを講師にお迎えいたしました。
今回はいつもと違う場所、時間にも関わらず、12名のお客様をお迎えすることができました。(弊社スタッフを含みます。)

岐阜のコワーキング・スペース「うつけラボ」のURL:http://utsuke.jp/


開会後は弊社スタッフよりいつものように会社説明と事業説明をさせていただいた後、須子さんによる「今日ご参加のきっかけは?」「今日は何を期待してみえられましたか?」をテーマに3人一組で対話するワークショップでオープンデータ・カフェが始まりました。
20分程して会場の雰囲気がほぐれた後、参加者・スタッフ皆で一つの大きな車座になって座り、お互いに今日この場だけで呼んでもらいたい名前を披露して自己紹介いたしました。


ここから須子さんより「なぜ今フューチャーセンターなのか?」と題してプレゼンが始まりました。
須子さんによると、フューチャーセンターとは「未来の公民館」と捉えていらっしゃるそうです。
・組織の殻から裸の個人になって未来を語る場
・過去の制約から自由になって未来を語る場
・組織よりも個人の想い、資本よりも共感をもって未来を語る場
・過去や現在にとらわれると、無い物ねだりになりがちだが、今すでに在るものの価値を見直していく場
未来を予測しにくくなっている現代だからこそ、みんなで未来を考えていく場としてフューチャーセンターが企業や地域に必要とされていると解説していただきました。

会場からの質問で、フューチャーセンターは「場」としてあればいいのなら、必ずしも固定の建物である必要はないのではないか?という質問が投げかけられました。
須子さんは地域のフューチャーセンターは必ずしも固定の建物にある必要がないが、常に開いている方が人が寄ってきやすいと、ご自身で運営されているシェアハウス「未来ラウンジ」(東京都杉並区)の写真を例に楽しく語ってくださいました。



次に、「未来コラージュで一人一人の未来をイメージする」と題して、ワールドカフェやOST、前回のオープンデータ・カフェで紹介したマイプロなどの手法を用いて、各地の地域課題の解決への取り組み事例をご紹介いただきました。
特に京都のNPO法人「場とつながりラボhome's vi」と北海道の「札幌人図鑑」は注目の取り組み事例と教えていただきました。

京都のNPO法人「場とつながりラボhome's vi」のURL:http://www.homes-vi.org/
札幌人図鑑のURL:http://sapporojinzukan.sapolog.com/

一人一人が活き活きと自分の考えで(強制ではなく)問題をちょっとずつ解決していく姿勢は、普段私共の事業で扱っているオープンデータの話でも同じことかもしれないとの示唆もいただきました。
最後に須子さんから投げかけられた「ファシリテーターという言葉を自分の言葉で言い換えるとどうなる?」「フューチャーセンターという言葉を自分の言葉で言い換えるとどうなる?」に弊社スタッフが一人一人答えまして、今回のオープンデータ・カフェを閉会とさせていただきました。
当日長時間お付き合いいただいた皆様、誠にありがとうございました。


※Facebookの公開グループ「【公開ver.】オープンデータ・カフェ」にて開催情報や情報交換も行っております。こちらもぜひご参加ください。
https://www.facebook.com/groups/190123054483422/

2013年10月9日水曜日

【お知らせ】オープンデータ・カフェ 会津 Vol.2 「オープンデータの事例紹介」開催

「オープンデータで何ができるのか?」
「地域を元気にするために、どのようにオープンデータを役立てるべきか?」
第2回目は日本の最大先進地、福井県鯖江市の『データシティ鯖江』の事例を交え、皆さまの疑問に答えていきます。

実は、会津でも実際にオープンデータを使ったアプリケーションの開発事例があるのをご存知でしょうか?先日リリースされた「会津古今旅帳」というスマートフォン用アプリケーションです。

今回、このアプリケーションを開発した株式会社デザイニウムの前田様にその開発背景やオープンデータに対する考え方などをご講義いただきます。

ぜひ、ご期待ください!


◇開催日:2013年10月15日
◇開催場所:会津大学研究棟S4教室
◇主催:(株)CCL http://cc-lab.co.jp/
◇プログラム:
18:30-18:35 イントロダクション
18:35-19:00 鯖江インターン報告 :会田
19:00-19:10 質疑応答
19:10-19:35 The Designium 前田 諭志氏 講義
19:35-19:45 質疑応答
19:45-20:25 フリーディスカッション
 テーマ「鯖江と会津!~鯖江モデルから学ぶオープンデータ~」
20:25-20:30 まとめ


◇こんな人。ぜひいらしてください!
・「オープンデータ」に興味がある人
・「地域活性化」に興味がある人
・「会津をより良くしたい」と思ってる人
・「行政が持ってるデータ」を使ってみたい人
・「会津の為のアプリ」を作ってみたい人

ITのみならず、多分野の視点が必要です。さまざまな分野の方々の参加をお待ちしております!

◇オープンデータカフェとは?
日本政府も戦略を打ち出し積極的な動きを見せ始めている”オープンデータ”!日本での経済普及効果5.4兆円を生み出すともいわれています。そんなオープンデータですが、地域での活用が”熱い”んです!
地域のデータを使って地域の課題解決・地域活性化が進むと予想されます。
そのオープンデータの情報共有・議論をする場として開催させて頂きます。
”カフェ”というぐらいですから、肩書も関係なく、オープンに楽しくカフェしましょう、つながりましょう。そして会津の為にオープンデータをどう活用するのかを考えあい、良い案がでればどんどん形にしていこう。そんな場づくりを目指しております。

オープンデータカフェ・facebookページ
https://www.facebook.com/groups/190123054483422/
ぜひご参加ください。

※本事業は、岐阜県「オープンデータを活用した新サービス創出・研究事業委託業務」により実施いたします。

2013年10月8日火曜日

【お知らせ】オープンデータ・カフェ 岐阜「未来を創る対話の場!フューチャーセンターの役割と可能性」開催


オープンデータ利活用をテーマにディスカッションやワークを行う、「オープンデータ・カフェ」。10月11日(金)の夜は、前回(10/2)に引き続き、教育ベンチャーBADO株式会社CEOの須子善彦さんをお迎えして開催します!

今回は、「未来を創る対話の場!フューチャーセンターの役割と可能性」と題し、
今、注目を集めるフューチャーセンターという場を体感したいと思います。皆様のご参加、お待ちしております!


「フューチャーセンター」とは?

フューチャーセンターは、欧州を発祥にし、「未来の価値を生み出す対話の場」として企業、政府、自治体な多様なメンバーによる対話を通じて、社会的課題の解決へ向けたアイデアの創出や相互協力を生み出す場として知られています。

日本でも富士ゼロックスや東京海上日動システムズが開設しているほか、近年では、地域づくりの場でも開設されるなど、各方面から注目を集めています。




今回は、フューチャーセンター機能を持った「地域と東京を結ぶ」をコンセプトにしたシェアハウス「フラット平和」を自ら運営し、また、全国のフューチャーセンターの立ち上げのサポートや運営のアドバイスを行っている須子さんの取り組みを通して参加者の皆さんと「対話の場」が持つ力やつながりの力とその可能性について共有していきます。

オープンデータには、行政の透明性向上や信頼性の向上、新たなサービスやビジネスの創出といった経済活性化など、多面的な効果が期待されています。
もちろんこうした視点は重要ですが、私たちは、オープンデータ化は、市民と行政、企業の創造的な協働を通じた新たな関係構築の機会であるとも考え、多様な主体が一緒に地域の未来を創るためにオープンデータの活用を考え、ともに実践することが大切なのではないかと考えています。

こうした背景から、今回、フューチャーセンターという視点を皆さんと共有する場を設けたいと考え、テーマを設定させていただきました。

会場は、名鉄岐阜駅前にある、岐阜市のコワーキングスペーズ「うつけラボ」。

ぜひご参加ください!

日時:2013年10月11日(金) 19:00-21:00
会場:「うつけラボ」(岐阜市長住町2-10-3 クリスタルビル7F)
主催:株式会社CCL
協力:だるまジャパン合同会社/Fandroid EAST JAPAN大垣支部

参加費:無料
定員:20名
参加申込:以下リンク先フォームに必要事項をご入力ください。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/10f8dd7b258092

▼プログラム
19:00-19:30 オープニング 
(株)CCLについて(弊社スタッフ)
岐阜県オープンデータ事業のご紹介(弊社スタッフ)

19:30-20:30 プレゼン
「未来を創る対話の場!フューチャーセンターの役割と可能性」(仮)(須子氏)

対話テーマ「大垣・岐阜の未来を創る」

20:30-21:00 クロージング


※公開グループ「【公開ver.】オープンデータ・カフェ」にもぜひご参加ください。
https://www.facebook.com/groups/190123054483422/


▼登壇者紹介(敬称略)
スピーカー:須子善彦(すこ よしひこ)
1979年生まれ。函館市出身。慶應義塾大学SFC政策・メディア研究科にて博士号取得。学生時代には国際学生NPO AIESECにて活動。mixi登場以前よりSNSを研究し在学中にSNSベンチャーBeat Communication創業。2005年IPA未踏ソフトウェア創造事業にて「天才プログラマ・スーパークリエータ」認定。地域SNSに関する本の執筆をきっかけに、地域活性化に旅人(よそ者・若者・バカ者)が与える影響に関心を持つ。大学研究員、社会起業スタッフを経て現在は教育ベンチャーBADO株式会社を創業、代表取締役CEO。チャレンジする人向けの奨学金やシェアハウス運営などを通して若者を育成中。埼玉工業大学では「ボランティア論」の講義を担当。マイプロという教育手法を用いて、学生が自分事として考えられる身近な社会問題に取り組むことを通して社会との繋がりや自発性を高めるプロジェクトベースドラーニングを実践している。また、ビジネス・ブレークスルー大学にて、ITを用いたグローバル教育、ならびにソーシャルメディアによる新しい学習環境作りを研究・実践中。その他、場づくり人づくりを通して、小さな組織の活性化やまちづくりに関わる。


※オープンデータ・カフェについて
「オープンデータ・カフェ」は、オープンデータに関するインプットやディスカッションを通じて、サービス創出に向けたアウトプットづくりを目指すオープンな勉強会です。様々なゲストをお招きしてディスカッションを行うとともに、アイデアソンや企画づくりなどのワーク等、オープンデータ利活用につながる場づくりをソフトピア地区(岐阜県大垣市)を中心に県内外で広く展開いたします。

※株式会社CCLについて
フリーエージェント・スタイルで地域の課題を多様な主体や領域が交わり、対話を通じて解決する場(フューチャーセンター)を創造し、関わる全ての人・組織・地域の主体性と創造力を引き出すための事業を展開しています。
URL:http://cc-lab.co.jp/

※本事業は、岐阜県「オープンデータを活用した新サービス創出・研究事業委託業務」により実施いたします。

[参加申込フォーム]
https://ssl.form-mailer.jp/fms/10f8dd7b258092



2013年10月3日木曜日

【レポート】オープンデータ・カフェ@大垣「市民の情報力を生かしたオープンデータの活用可能性」


本格的な外部講師をお呼びして開催するのは7月の庄司先生以来となる大垣でのオープンデータ・カフェの開催となりました。
今回10月2日(水曜日)は「マイプロ」という手法の第一人者である須子先生を大垣にお招きして、地域課題解決のための最初のステップとなる「マイプロ」を参加者の皆さんに体験していただきました。
開催日まで1週間程度の告知であったにも関わらず26名のご参加をいただき誠にありがとうございました。

最初に弊社原による株式会社CCLの最近の活動の紹介と岐阜県オープンデータ事業の紹介をいたしました。
次に須子先生の講演を交えた「マイプロ」のワークショップをしていただきました。
「マイプロ」とは、早稲田大学友成真一先生や、慶応SFCで社会起業論を学ぶ井上英之さんのゼミなどがルーツであり、「わたし」が社会に対して本当に仕掛けていきたい「プロジェクト」を整理して考えるツールのことです。
(講師の須子先生ご自身も慶応SFCのご出身です。)



今回のマイプロ・ワークショップの狙いは、オープンデータの検討を始める前段として、地域の課題意識をその地域の方がやりたいことにもっていくスタートという位置づけで取り組みさせていただきました。
マイプロ事例として須子先生の自己紹介も挟みながら、会場の皆さん3人一組になって、実際に「マイプロ」のプロジェクトシートに書き込みしていただきました。
最後に書き込んだマイプロシートをグループ内で発表し、グループ内の他のメンバーからフィードバックをもらう時間を共有して、オープンデータ・カフェを終了いたしました。

最初に須子先生に「ここはカフェです。今日は聞く・学ぶ・帰るという態度より、ご自身が感じられた事をシェアする・聴き合うという態度で参加してみてください。」と導入していただいたためか、ワークショップ中も会場が活気に満ちていました。
講義を聞くのではなく、参加者との対話(ダイアローグ)の時間を作ったことが、参加者の皆さんが自分事と受け止めて下さり、会場に良い雰囲気をつくる結果になったのではないかと思いました。

次回の開催情報は随時このブログに載せてまいります。
盛岡、仙台、会津、東京開催もございますので、お近くの会場に足をお運びください。


※Facebookの公開グループ「【公開ver.】オープンデータ・カフェ」にて開催情報や情報交換も行っております。こちらもぜひご参加ください。
https://www.facebook.com/groups/190123054483422/