2014年3月18日火曜日

【ロールモデル】「鯖江こども就学MAP」をリリースしました。


 弊社が岐阜県「オープンデータを活用した新サービス創出・研究委託業務」の受託において作成した、オープンデータを活用したアプリケーションサービスのリリース情報をお届けします。

「鯖江こども就学MAP」開発者:志知 篤/会田亘宏

アプリURL http://j.mp/ccl29 



サービス概要

 このサービスは、福井県鯖江市内の子育て支援施設を簡単に検索できるWebアプリです。「ママの味方!子育て支援施設を簡単に検索!」をコンセプトに、就学前のお子さんをお持ちの保護者のために制作しました。
 保育園・幼稚園・子育て支援センター・一時預かり施設・病児保育施設・児童センターが、それぞれ色分けした可愛いピンの形で表わされており、地図上の施設位置に表示されます。ピンをクリックすると「0歳児受け入れの有無」「一時保育の有無」などの詳細情報を表示。また、画面上部にあるボタンをクリックすると、施設分類ごとの表示・非表示を切り替えられます。


開発経緯 

 オープンデータの先進地・福井県鯖江市で社会人インターンシップを行った弊社スタッフが、同市児童福祉課から「保育園の一覧をオープンデータ化して欲しい」という相談を受けたことが開発の始まりでした。
 子育て関係の施設情報は、これまでにもホームページや保護者向け広報誌に掲載されていましたが、同課には電話による問い合わせが多く寄せられるとのこと。特に、施設の場所の問い合わせに対し、口頭で説明するのが大変だというお話を聞き、この課題を解決すべく、施設を地図上に表示することをこのアプリの基本機能としました



            
           △研修中に、鯖江市の皆さんと。



 2週間という短期間のインターンシップで、民間(CCL)が行政(鯖江市役所)の具体的なニーズを収集→一緒に解決する課題を選択→民間から行政へ企画を提案→アプリ実現に必要となるデータを行政がオープンデータ化→民間によるアプリ開発→成果発表→行政からのフィードバック、という一連の流れを実現。
 このように、行政が民間のインターンシップを受け入れ、協働して課題解決にあたる取り組みは、Code for Americaが提唱するフェローシップモデルと呼ばれる注目の手法であり、また全国で初めての成功事例となります。


オープンデータとオープンソースの活用が民間と行政の協働のカギ

 このアプリは、株式会社jig.jp代表取締役社長で、Code for Sabae代表の福野泰介氏がオープンソースで公開していたアプリを参考にさせていただくことで、短期間で制作することができました。また、オープンデータ作成支援サイト「LinkData.org」を利用することで、簡単に既存のエクセルデータをオープンデータ化することができました。このように、オープンデータとオープンソースを活用すれば、民間と行政の協働事業において短期間で成果を出せることを示す事例ともなっています。今後は、この成果をもとに、岐阜県大垣市の子育て支援施設を検索できるアプリを制作、3月下旬にリリース予定です。

 最後になりましたが、このアプリを作成する機会を与えて下さった鯖江市社会人インターンシップは、福井県鯖江市長 牧野百男様、株式会社jig.jp代表取締役社長 福野泰介様はじめ多くの方のご厚意により実現致しました。この場をお借りして、心より御礼申し上げます。



今後も随時、弊社開発ロールモデルのリリース情報を発信していきます。


【参考】

鯖江市子育て支援施設|オープンデータ共有&ダウンロード|LinkData

市役所業務アイデアソン、オープンデータで協働が熱い! / 福野泰介の一日一創

スピード実現!ニーズに基づく鯖江こども就学MAP、鯖江社会人インターン成果発表会 / 福野泰介の一日一創

20131017鯖江インターン報告@仙台

 






0 件のコメント:

コメントを投稿