2014年1月20日月曜日

【レポート】〜秋田のイナカから、セカイに叫ぶ〜みんなの『ごじょうめびじょん』発表会





2014年1月19日、「〜秋田のイナカから、セカイに叫ぶ〜みんなの『ごじょうめびじょん』発表会」(主催:(株)CCL/共催:ハバタク(株))が秋田県五城目町にある五城目町地域活性化支援センター(旧馬場目小学校)開催され、地域内外から約30名が参加しました。



秋田県の中央部に位置する五城目町。500年以上続く朝市や職人産業が脈々と受け継がれ、豊かな自然や人情に溢れる農山村である一方、少子高齢化をはじめとした様々な環境変化のまっただ中にあり、様々な課題を抱えています。


そんなまちの未来を、一人ひとりが描いていこう。

それぞれの抱く想いやアイデアを、発信してみよう。

足元を見つめながら、小さくても一歩ずつ進んでいこう。


と考え、「あきたびじょん」ならぬ、「ごじょうめびじょん」を地域住民や五城目町にゆかりのある皆さんで語り合おう、と今回のイベントが企画されました。


1.五城目町地域活性化支援センター」の目指す未来」(五城目町役場 まちづくり課 柴田浩之氏)


ごじょうめびじょんの発表に先立って、五城目町役場まちづくり課の柴田浩之さんから五城目町の実情や五城目町地域活性化センター開設の経緯や開設後の各種イベントの開催状況をご紹介いただきました。



2.「ごじょうめびじょん」発表会 ① 

「ごじょうめびじょん」発表会①は、五城目町地域活性化支援センターに入居する3社が五城目で取り組む事業について報告し、地域の皆さんと一緒に取り組んでいきたいことなどをプレゼンテーション。

まず、大町ギルドさん。

「クリエイターの県内集積を目指し、デジタル・コンテンツと総称されるような強い(豊かな)メディア産業を地域に根付かせたい」という思いで立ちあがった大町ギルドでは、キャラクターライセンシー、商品企画、企画出版、放送事業支援、地域活性化事業、イベント企画、Webコンテンツ制作、など幅広く活動。

当初は、まだまだソーシャルメディアの活用に対する認知も低かったことからなかなか活動が理解してもらえず苦労したと言いますが、徐々に社会的にも認知が広がるにつれて活動が広がってきたと言います。

五城目町をフィールドに、地域住民と一緒になった情報発信を進めていきたいと抱負を語りました。




次に、秋田モールドさん。
秋田モールドさんには、工場見学をさせていただきました。


そして、ハバタク株式会社さん。

教育事業を国内外で展開するハバタク。
そんなハバタクさんは、五城目町を「世界一、子どもの育つ町」にするとビジョンを発表。

その実現へ向けて2014年、「農業・林業の6次産業化」「教育の産業化」を具体的に進めるために、子どもたちが町の仕事を体験するプログラム「ごじょうめ まるごとKids City」の開催や、世界から秋田、五城目に集まる人々を集め、五城目で世界を体感できる「ごじょうめで世界一周」などの各種事業を進めて行くそうです。


3.スペシャルゲストによるスピーチ 

こうした五城目で進められるプロジェクトに応援する意味を込めて、スペシャルゲストとして、井上英之先生からは、五城目の可能性やこれから五城目で始まる様々な活動が世界からも注目を浴びるような可能性を秘めているなどのコメントをいただき、参加者のみんなが勇気づけられました。




続いて、松橋明子さん(松橋ファーム)と友廣裕一さん (一般社団法人つむぎや 代表)からは、現在大潟村で進められている「農家が作る日本酒プロジェクト」についての活動報告やそうした活動を通して感じたつながりや関係性の重要性、地域を超えた連携が重要であるといったコメントをいただきました。




4. 「ごじょうめびじょん」発表会 ②  

「ごじょうめびじょん」発表会②は、五城目町の町民・出身者・各種企業・地域団体のビジョン  

まず、伊藤靖さん(ことなひまめ事務所)が『ごじょうめ巻き巻き構想~ドチャベン日本一の町~』と題して決意表明。

ベンチャー経営の経験がある伊藤さん。いろいろな経験をし、五城目に戻り、いろんな若者と出会う中で、自分がこれからやらなければならないことは何かを考えるようになったそうです。
そして、自分はこれからの地域の若者や地域で頑張ろうとしている人に、自分の経験を伝え、一緒に地域を元気にしていくことが使命ではないかと考えるようになったとのこと。
「古い水夫にはならない」、そのための唯一の方法は「新しい水夫になる」。
地域に土着したベンチャー「どちゃべん」、エリートのベンチャー、「えりべん」、そして、失敗したことのあるベンチャー、「ばつべん」。
伊藤さんはばつべんとして、それぞれのベンチャーに寄り添って、一緒にどちゃべんを輩出する活動を春から進めていくそうです。
頑張ってください。そしてもちろん、できる限りサポートをさせていただきますので一緒に頑張りましょう。



次に、伊藤さくらさん(若手農業者)が『農業と私~さくら農場のこれから』 と題して決意表明。

就農9年目の伊藤さん。家族と一緒に農業に取り組み、水稲をお父さんと一緒に行い、キイチゴ生産、野菜を祖父母と一緒に取り組んでいいます。
そして、昨年貯金をはたいて2棟のハウスをたて、トマト生産を始めたそうで、「とまとがかわいくてかわいくてしょうがない」とのことです。

伊藤さんは、これからの豊富として、「地域全体の後継者とならないといけない」と考えて新しいことをどんどん始めていきたいとのことです。
今はお父さんの手元である水稲をお父さんから乗っ取る作戦があるそうで、その他、干しもちなどの加工品開発、木いちごの生産量アップなどを図っていきたそうです。


続いて、佐々木千佳子さん(キイチゴ生産者)が『木いちごに関するお話&フルート演奏』をご披露くださいました。

稲作と木いちご生産を行う佐々木さん。

これまでいろいろなご縁で続けてこられたこと、充実した暮らしをできていることに感謝していると想いを語りました。

そして、木いちご生産を通じて、パティシエなどとつながったことで、「食べる人、使ってくれる人を幸せにしていきたい」とこれからの抱負と加工所づくりなど夢を語り、お得意のフルート演奏をしてくれました。




最後に原亮さん(株式会社CCL)が『東北系東京人は田舎に訴えたい』 と題して、青森市浅虫よりビジョンを発表。

ご両親が東北出身の原さんですが、ご自身は東京で生まれ、東京で育ち、現在は仙台を拠点に、全国各地を仕事で走り回っているなかで、「やりたいことがあったら、自分の町でやりましょう」
と地方の人に伝えたいと思うようになったそうです。

東京を目指すのではなく、その地域で、地域らしさを活かし、「理想の田舎」を五城目なりのビジョンで作っていき、そうしたことを面白がる人をどんどん巻き込みながら進めていくことが大事で、「主役は、おめだぢだ」と呼びかけ、そのために一緒に汗をかいていきたいと抱負を語っていただきました。


弊社としては、2014年、秋田県、そして、五城目町での取り組みをより積極的に展開する予定でおりますのでご期待ください。



0 件のコメント:

コメントを投稿