青森での4回目のハッカソン「地域資源×ITマッチングワークショップ」の開催レポートを掲載いたします。
各チームの成果は、以下の動画でご覧いただけます。
アプリ開発を手掛けた7チームが1分で成果の紹介をしています。
これらのアプリが生まれたハッカソンの様子は、以下の記事でご紹介します。
1.ハッカソン開催概要
▼日時:2015年1月16日(金)13:00~1月18日(日)17:00
▼場所:ねぶたの家 ワ・ラッセ 交流学習室1,2,3/アスパム 4F 奥入瀬
▼主催:青森県、新時代ITビジネス研究会、青森県クラウド事業化促進部会
▼企画:株式会社CCL
▼運営協力:株式会社サン・コンピュータ
今回のハッカソンは、さまざまな分野や地域を越えた幅広い連携のもと、行われました。
[連携1] 地域資源を活用する事業者とのアイデア出し
青森、三八、津軽、下北など青森県内の各地で、地域資源を活用して事業や活動を興している地元の事業者の方々へ、前年11月から取材活動を実施。
今後取り組みたいことや課題を伺い、それらをお題として、12月には青森2回、弘前1回と計3回のアイデアソンを行い、ハッカソンで開発するITサービスのタネを作りました。
観光や自然環境、農業、地元プロバスケットチーム、さらにはお坊さんの町おこしや中古販売の事業者さんまで、幅広くご協力をいただきました。
※関連リンク
【開催レポート】地域資源×ITアイデアワークショップin青森(12/04開催)
【開催レポート】地域資源×ITアイデアワークショップin弘前(12/13開催)
青森県「ITビジネスアイデア開発支援事業」(受託企業:サン・コンピュータ)にて実施
[連携2] インフラ開発のハンズオンとの合同開催
地元IT団体の新時代ITビジネス研究会の「青森県クラウド事業化促進部会」でも、日程をあわせてクラウドのハンズオンを実施し、ハッカソンでアプリ側が開発するものを題材に、サーバー構築の設計と実装を行いました。アプリ側とインフラ側で、それぞれがチームを組んで連携をしながらモノを作っていくハッカソンの試みです。
[連携3] 全国各地のエンジニアとの協創・競争
メンターには、会津若松からデザイニウム代表取締役の前田諭志さん、兵庫からYuMakeの寺田浩之さんらにお越しをいただきました。
参加者には、横須賀のタイムカプセルさん、札幌のクライムヤードさん、石巻のイトナブ石巻さん、岐阜の國枝裕介さん、盛岡の岩手県立大や盛岡情報ビジネス専門学校の学生さんなど、全国各地からお集まりいただきました。
インフラ側にも、大阪から金春利幸さん、山形からアカツカセイジさん、東京から竹下康平さんがメンター役として駆けつけてくれました。
メンターの寺田さんには、YuMakeの気象APIをご提供いただいたほか、株式会社デンソーさんからは、NaviCon、マップQR、KKP-くるくるピ-の3つのAPIをご提供いただきました。デンソーさんには、前述のアイデアソンにも愛知県刈谷市からお越しをいただき、同社API×青森の地域資源でアイデア出しをご一緒いただきました。
※関連リンク
【開催レポート】ITサービス創出のためのAPI/ソリューション活用ワークショップ(12/09開催)
青森県「ITビジネスアイデア開発支援事業」(受託企業:サン・コンピュータ)にて実施
[連携5] 県内事業での連携
前回に引き続き、「ITビジネスアイデア開発支援事業」との連携で、同事業を受託する地元企業、株式会社サン・コンピュータから5名のスタッフが、運営メンバーとして各チームに密着しながら、本イベントの運営を支えました。
スタッフの動画撮影の研修もかねて、仙台からメディアージの漆田義孝さんにもお越しいただき、写真・映像の記録も万全の態勢です。
また、前述のアイデアソンも、同事業による活動として実施していただきました。取材では下北半島の先端から津軽方面まで、縦横無尽に走り、アイデアソンにも多くの参加者を集めていただきました。
では、3日間の動きを、時系列でご紹介します。
初日スタート直前の様子
まずは開会にあたり青森県商工労働部新産業創造課の沖沢進課長代理からご挨拶をいただきました。
青森県新産業創造課 沖沢進課長代理
続いて、ファシリテーターのCCL原から趣旨説明を行ったのち、インフラ側の運営を担当するヘプタゴンの立花さんにもコメントをいただきました。
立花さんには、今回もWi-Fi環境のセッティングをお手伝いいただきました
今回は、事前にアイデアソンを開催済みで、すでに70件ほどのアイデアが蓄積されています。インプットワークでは、これらのアイデアが出るに至った流れや、お題を提供いただいた県内事業者さんをご紹介させていただきました。
お題をいただいた事業者さんは以下の方々です。
青森ワッツ(青森スポーツクリエイション株式会社)
株式会社アイディールカンパニー
あおぞら組・Yプロジェクト
イカす大畑カダル団
NPO法人青森なんぶの達者村
ドラゴンキューブ株式会社
たびすけ
一般社団法人白神山地財団
弘前シードル工房kimori
つるた街プロジェクト
アイデアワークの成果集は、以下で公開をしております。
青森県「ITビジネスアイデア開発支援事業」(受託企業:サン・コンピュータ)にて作成
YuMake、デンソーからご提供いただいたAPIの解説も行いました。
YuMake寺田さんのプレゼンの様子
今回は、アイデアソンとハッカソンを分けて開催したこともあり、それぞれの参加者は異なる人たちでした。つまり、事前に用意されたアイデアは自分以外のだれかが考えたものです。
他者が考えたアイデアのバトンをスムーズに受け取るにはどうすればよいか。
ハッカソンの作り手となる人たちが、受け取ったアイデアを、自分のアイデアとして引き寄せていくために、もとのアイデアを自分たちなりに咀嚼し、理解をする。
そうした思考をめぐらせるうちに、もとのアイデアを出した人が気付かなかった、そのアイデアの魅力やポテンシャルをさらに引き出し、自分事として開発に向かえるように、今回のアイデアワークを設計しました。
ワークの流れは、簡単に以下のようなものです。
▼お題選びワーク
事前のアイデアソンから提供されたアイデアスケッチを見て、自分が興味のあるネタをひとつ選びます。選んだら、グループ内で30秒で説明して、共有をはかります。ここで30秒の説明タイムを入れているのは、次のワークへの準備運動も兼ねています。
アイデア集を読み込みます
面白い!と思ったアイデアをチーム内で共有
他県の参加者は青森の地域資源を知る機会にも
▼スピードストーミング
2人1組でペアになり4分間で、自分が選んだアイデアを説明して、お互いの考えを交換します。これを4セット。同じチームではない人で、できるだけ初めて会う人と組んでもらいました。
自分が選んだアイデアを相手に説明します
選んだアイデアの魅力をお互いに交換します
気付いたことは相手へのヒントとしてもシェア
チームのメンバーとは3日間、議論を尽くしますので、この段階では外のメンバーからアイデアのヒントをもらいます。特に今回は、参加地域もさまざまなので、交流のきっかけにも。
スピードストーミングの進め方として、輪になって相手を自動的に入れ替えていくスタイルもありますが、今回はランダムな場で自由に相手を見つけるスタイルに。自分で相手を見つけて語り合うという行動で、心も開放され、熱量もあがるので、全体で盛り上がる場面です。
4分交代で素早く次の相手を見つけます
▼アイデアスケッチ
スピードストーミングでペアブレストを繰り返すと、相手に言葉で説明したり、他人からヒントをもらうことで、自分のアイデアが整理されていきます。ここでアイデアスケッチを書き込みます。
A4のフォーマットに書き込みます
アイデアのタイトルと概要を3点ほど箇条書きにします
この段階になると、もとのアイデアが自分のアイデアとして昇華をはじめます。事前のアイデアソンから受け取ったバトンを握る瞬間と言えるかもしれません。
▼「それ、いいね!」
アイデアスケッチをチーム内でプレゼンをして、チームのメンバーが時計回りで付け足せるアイデアをコメントします。
前の人が話し終わったら、「それ、いいね!」と指差してから、自分の付け足しをコメントします。
自分のアイデアスケッチをチーム内で披露
披露されたアイデアに「それ、いいね!」と声をかけてから、アイデアを付け足し
付け足されたアイデアは付箋で貼ります。こちらはジーアイテックのアイデア
▼開発ネタの決定
付け足しを受けた各々のアイデアをチーム内で検討して、自分たちがつくるアイデアを決定して、概要を整理します。ここから先は、ハッカソンでチームごとに企画の詰めや開発の仕様づくりを進めます。
チーム内でお互いのアイデアを検討
選んだアイデアをみんなで議論して、、、
巨大アイデアスケッチに書き上げます
4.ハッカソン参加チーム
ここで、今回の参加チームをご紹介します。アプリ側で参加をした8チームを、地元の次いで、北から順に、開発するアイデアとあわせてご紹介。
▼サソコソ
八戸のサン・コンピュータのメンバーで構成されたチームです。同社は地元では親しみを込めて「サンコン」と呼ばれていますが、チーム名は少しもじって「サソコソ」です。
青森ワッツの観戦情報がわかるアプリに挑戦します
持ち前の開発力で完成度の高さに期待!
▼ジーアイテック
こちらも八戸から。株式会社ジーアイテックのおふたり。初日のみの参加でしたが、出たアイデアはぜひ持ち帰っていただいて実現を!
こちらも青森ワッツがテーマ。
声援の大きさを選手へのポイントに換算するアプリ
▼チーム「今(こん)」
今回唯一の混成チーム。「混成」の「こん」を取って「今」というチーム名に。青森のページワン、八戸のアイティコワークのメンバーに、岩手県立大大学院の仁多見遼さん、岐阜のCODE for GIFU國枝さんが混ざりました。
このチームも青森ワッツ!
スマホがワッツの応援グッズになるアプリ
混成チームのチームワークが成否のカギに?
▼クライムヤード
札幌からご参加のおふたりです。12月に東京で行われていたITイベントの懇親会でご案内をしたタイミングでご参加を決意。ほかにも不思議なご縁があることを知りましたが、そのお話はまた、別な機会に。
弘前シードル工房kimoriのお題から着想を得た生産者情報をコンテンツ化するアプリ
札幌でもハッカソンを開催できるよう青森まで体験を兼ねて参加されました
▼チームタカハシ
岩手から参加の学生チーム。岩手県立大と盛岡情報ビジネス専門学校で学んでいるみなさんです。岩手では学生企画のITイベントもいろいろ。地元では運営役でも活躍するメンバーです。
白神山地の遭難防止のアイデアをもとに世界遺産を歩くためのアプリを開発します
平均年齢最年少チームの活躍やいかに!?
宮城県石巻市から参加の一般社団法人イトナブ石巻からは2チーム7名の参加。同団体では、東北最大のハッカソン「石巻ハッカソン」を2012年から開催。自らもプレーヤーとしてハッカソンに挑むみなさんです。
こちらも白神山地のアイデアをもとに山や海での遭難防止に役立つアプリに挑戦
ハッカソン開催中のリリースを目指します!
こちらもイトナブから。デザイナーのナナさんは、2チーム掛け持ちでの参加です。
地元の商品の情報を知るためのアプリを開発します
機能はシンプルに。ナナさんのデザインが勝負どころ!
▼タイムカプセル
横須賀と岐阜に拠点をかまえるタイムカプセルさん。初日夜の青森入りでしたが、独自に移動中の新幹線でアイデアソンを済ませて乗り込んでくれました。代表の相澤さんと、プログラマの三等兵のふたりチームです。
初日は移動日。青森へ向けて出発する相澤・三等兵コンビ。
三等兵は山形出身のアプリエンジニア!
[写真:相澤謙一郎さん]
恐山と青森の地域情報をコンテンツにしたカジュアルゲーム。
完成までのスピードに自信あり!
5.ハッカソン点描 ~初日
初日の午後の後半から、いよいよ開発スタート。日曜の成果発表までおよそ48時間。各チームの様子を写真で追ってみましょう。
チームのアイデアを発表しているときに、、、
聴衆側は正面でずらりとカメラを構えていました(笑)
クライムヤードの巨大アイデアスケッチ
サービスの流れを図式化しました
チームタカハシ。画面を確認しながら意識あわせが続きます
混成チーム「今」のアプリ使用イメージ
手分けをして開発へ!
機能の拡張イメージもメモに書き出し。「ウェアラブル連携」の文字も
アプリチームが開発に着手しはじめた一方で、インフラチームは、アイデアワークまで合同で行ったのち、午後の後半は別会場にて、金春さんによるクラウドのハンズオンを実施。地元エンジニアがAWSについて熱心に学びました。
ハンズオンの様子。AWSについて学びます
[写真:新時代ITビジネス研究会より]
メンターや運営スタッフも交えての企画のディスカッションが続きます
クライムヤードさんからは札幌銘菓の差し入れが。ありがとうございます!
県外からの参加者に好評だった味噌カレー牛乳ラーメン
[写真:寺田浩之さん]
[写真:寺田浩之さん]
6.ハッカソン点描 ~2日目
2日目の朝は9:00集合。メンターからのアドバイスを受けながら、各チームの作業が進みます。
2日目スタートの様子。ここからタイムカプセルさんが会場に合流
寺田、前田両メンターが各チームをまわってアドバイス
サソコソの様子。画面イメージを書き出しながら開発を進めます
同じ会社でチームを組んでいるので意識の共有や作業の進みもスムーズに
クライムヤードは2日目になると商品にQRコードがつきました
カメラで読み込みをチェック
この日から、動画撮影チームが現場入り。みなさんの様子を映像として記録します。
撮影には、サン・コンピュータの山田、中里の両名が、メディアージ漆田さんの指導で進めていきます。
漆田さんには昨年からサン・コンピュータの運営スタッフをご指導いただいています
動画編集ソフトの使い方もレクチャーいただきました
一方のインフラチーム。午前中は続けて別会場にてハンズオン。アカツカさんにご指導いただきました。インフラでご参加の方々は、このあと3つのチームに分かれて、アプリチームとの合流に備えます。
2日目ハンズオンの講師はアカツカセイジさん
[写真:新時代ITビジネス研究会より]
実際に操作をしながら使い方を学びます
[写真:新時代ITビジネス研究会より]
会場のワ・ラッセ内には食事処も。
魚がおいしいこのお店、ごはんの盛りも多めです
午後からは中間発表。インフラチームも聴衆に混ざり、アプリチームの企画と進捗を発表していただきました。
イトナブBチームの中間発表
こんなコンセプトを立ててくれました
中間発表のあとは、他地域からお越しいただいた方に地域の事例紹介をしていただきました。この日は、國枝さんと相澤さんに、岐阜・横須賀の活動をご紹介いただきました。
岐阜から参加の國枝さんのプレゼン。
自然×ITの取り組みやサービスをご紹介いただきました
[上写真:相澤謙一郎さん]
相澤さんからは、岐阜や横須賀で展開している事業を紹介。メディア掲載も多数!
インフラチームは、これらの中間発表を聞いて、自分たちがインフラを作るためのアプリを選びます。検討の結果、
インフラA:クライムヤード
インフラB:イトナブBチーム
インフラC:チームタカハシ
インフラチームは、それぞれのチームで選んだアプリに対するインフラの設計と構築を行うハッカソンに突入します。
インフラチームもハッカソンスタート!
[写真:新時代ITビジネス研究会より]
インフラのメンターとアプリのメンターで情報交換も欠かさずに
夕方には、県庁有志から恒例の差し入れタイム。新産業創造課のみなさん、今回もありがとうございます!
タウリン300mg配合のドリンクが60本!
翌朝にはすべてなくなっていました。ちなみに岐阜のメーカーの商品でした
県外のみなさんは夕食を兼ねての交流。青森は食事もお酒もおいしいです。海鮮からラーメンと、はしごをする人たちもいたそうで、、、エネルギー充填はまったく問題なしの青森ハッカソンです。
2日目の夜には、メンターや運営関係者での交流飲み会。
札幌、青森、三沢、八戸、盛岡、仙台、山形、会津若松、東京、横須賀、岐阜、大阪、兵庫と、
全国13都市のメンバーが集いました。
ヒラメの活造り。青森の海産物は本当においしい!
7.ハッカソン点描 ~3日目
3日目は、歩道に雪が高く積まれた青森市内。この日の最高気温は氷点下2度でした。
会場近隣の道路。この日は吹雪と晴れ間が何度も入れ替わる複雑な天気
この日は会場をアスパムに移しての追い込みです。
アスパム。青森の観光物産館です
インフラチームも朝から合流し、計10チームで開発が進みます。
成果発表が、スライドでのプレゼンのほか、道具を使っての実演やスキット(寸劇)を活用したユーザー体験の表現、本番でのデモの誤作動に備えたデモ動画の撮影など、少ない発表時間で聴衆に伝えるための手段をいかに選ぶかが、各チームの知恵の絞りどころです。
各チーム、黙々と集中しています
動画撮影チームは、最終日の朝に各チームへのインタビューを行いました。
進捗はかんばしくないけど自信あり!と答えたイトナブ石巻Bチームに対して、、、
進捗はバッチリだけど自信なし!と真逆の回答をするイトナブ石巻Aチーム。
結果やいかに、、、!?
インフラチームのみなさんにもインタビューに応じていただきました
8.成果発表会
成果発表会にあたり、恒例のじゃんけん大会で順番を決めました。
各チームの発表に先立ち、イトナブ石巻の古山さんから地域事例のプレゼンを行っていただきました。
震災10年後の2021年までに石巻で1000人のIT技術者を育成することを目指します
▼タイムカプセル
作品名「増えろ!じばれ~ちゃん」
恐山生まれのじばれ~ちゃんをどんどん増やして、青森の地域情報をゲット!じばれ~ちゃんと名産品を交換すると、じばれ~ちゃんの生産効率もアップ。いつまでも遊べるアプリです。
ゲームがほぼ完成し、相澤さんがデモプレイ!
2,3週間後にはAppStoreでリリース予定
[写真:岡本信也さん]
作品名「いさんぽ」
世界自然遺産の白神山地をお散歩しようというコンセプトのアプリ。旅先で写真やコメントを投稿し、他のユーザーが返信コメントをつけられます。お気に入りの写真に投票が集まるとランキングに掲載される機能もついています。
唯一の学生チーム。投稿機能の実装ができました
[写真:岡本信也さん]
インフラチームCの発表。メンターの評価も上々!
[写真:立花拓也さん]
▼イトナブB
作品名「わっぺん」
商品のQRコードを読み取ると、商品情報や作り手の思いなどが閲覧できるアプリ。商品ごとに現れるワッペンの画像を取得して、コレクションすることができます。商品情報のページにアクセスすると、お店の扉のベルの音が「チリン」となる演出も。
QRコードのデザインも手掛けました
[写真:岡本信也さん]
このアプリのインフラは、インフラBチームが担当しました。
インフラチームBの発表。メンターからは起業のすすめも
[写真:立花拓也さん]
▼サソコソ
作品名「Wat's空間」
青森ワッツの試合情報を見られるアプリ。スコア入力用のアプリからスコアを入れると、閲覧用のアプリで試合状況を見ることができます。今回のハッカソンで、スコアの入力・閲覧の2つのアプリが連携するシステムができあがりました。追加機能にも期待!
青森ワッツの試合情報の配信が手軽にできるアプリになりました
[写真:岡本信也さん]
▼チーム今
作品名「青森ワッツ応援するんジャー」
好きな選手を登録して、試合会場のパフォーマンスでスマホを振ると、振った回数が選手別に集計されるアプリ。観客の応援の度合いが見える化できて、みんなで一体化して盛り上がれるアプリです。混成チームで楽しく開発ができました。
メンバーが手にしているのは台本。このあと、寸劇が披露されました
[写真:岡本信也さん]
▼クライムヤード
作品名「農園アルバム」
商品からQRコードを読むと、生産者の顔や情報が書かれたカードを取得できるアプリ。カードをコレクションして、商品購入のインセンティブなどに応用するなどの活用が可能です。
商品のQRコードを読み取る実演デモつきでの発表でした
[写真:岡本信也さん]
このアプリには、インフラAチームがサーバの構築を担当。実際の連携まで進みました。
インフラチームAの発表。持ち時間ほぼジャストのプレゼンでした
[写真:立花拓也さん]
▼イトナブA
作品名「Hotate」
【アプリダウンロードページ】
山や海に遊びにいくときに、自分の行動履歴を記録して、SNSでシェアできるアプリ。GoogleMapと連携して、出発地や目的地などにピンを立てて、その位置情報をボタン一つでシェアできます。こちらのアプリはすでにGooglePlayStoreでリリースが完了しています。
デモは雪の中、外で取った動画で披露してくれました
[写真:岡本信也さん]
アプリチームの発表には、前田さんと寺田さん、インフラチームの発表には、立花さん、竹下さん、アカツカさんからそれぞれコメントをいただきました。
右から前田さん、寺田さん、立花さん、竹下さん、アカツカさん
最後に青森県商工労働部新産業創造課の鈴木章文課長から、まとめのコメントをいただきました。
青森県新産業創造課 鈴木章文課長
おかげさまで、今回も大勢のみなさんにご参加いただきました。実際のリリースにつながるアプリも登場したほか、お題を提供いただいた事業者さんへの提案につながりそうな作品も出てきました。
ご参加いただいたみなさんには、このハッカソンから次の流れにぜひつなげていただきたいと思います。
今年度はまだまだ青森県内でIT関連イベントが続きます。開催情報は、「ITビジネスアイデア開発支援事業」により、サン・コンピュータのスタッフブログから発信されています。スキルアップのハンズオンのほか、農業やスポーツなどの異分野連携なども企画中なので、ふるってご参加ください。
※参照リンク
青森ITビジネスアイデア開発支援事業 StaffBlog
青森ITビジネスアイデア開発支援事業 Facebookページ
いずれも青森県「ITビジネスアイデア開発支援事業」にてサン・コンピュータが運用
参加者のみなさん、メンターのみなさん、県庁ご担当者、スタッフのみなさん、開催にご協力いただいたみなさんにこの場をお借りして、改めて御礼申し上げます。ありがとうございました!
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